皆さんは眼瞼けいれんという病気を知っていますか?
名前だけ聞いたら、疲れた時に一時的にまぶたがピクピクするあれかな?と思う人もいると思います。

答えはNO!
それは眼瞼ミオキミアという病気で、眼瞼けいれんとは別の病気なのです。
では眼瞼けいれんとはどんな病気なのかを親友の体験談も交えて、数回に分けて書いていきたいと思います。
そのまえに
この記事を眼瞼けいれんを診れる医師に、添削などをしてもらったわけではありません。
自分で調べたこと、親友の体験談を元に書いてますので、受診などの責任は一切負うことはできませんので、よろしくお願いいたします。
また出典元に許可を得ていませんので、載せて欲しくないという方はお手数ですが、
お問い合わせ(https://namakefuji.com/contact/)からお知らせください。
親友からは「自分の体験をブログにすることで、私と同じような状況にある人の役に立てれば」との言葉をもらい、書くことの許可を得て記載しております。
記載していることに誤りがありましたら、コメントやお問い合わせからご指摘いただけると幸いです。
眼瞼けいれんとは一般的にどんな病気?
目の周りの筋肉が過度に収縮して、目が開けにくくなり、まばたきが上手くできなくなる病気です。
けいれんと言っても、まぶたがピクピクと自覚することは稀で、まばたきを制御できなくなるという感じです。
重症になると視力は問題ないのに、まぶたが開かず見ることが難しくなってしまいます。(機能的失明)
主な症状は、まばたき増加などの異変・光を眩しく感じる・目を開いているのが辛いなどの症状です。
詳しくは下の表を参照してください。
表.眼瞼けいれん患者の多彩な訴え
まぶしい | 95% |
目を開いているのがつらい、目をつぶっていたほうが楽 | 92% |
目が乾く | 51% |
目が自然に閉じてしまう | 49% |
目がうっとうしい、ごろごろする | 41% |
下を向いていたい | 34% |
瞼が垂れる(目が細くなった) | 29% |
まばたきが多い | 26% |
片目をつぶってしまう | 26% |
手指を使わないと開瞼できない | 16% |
眉間にしわがよる | 12% |
目の周囲が動く | 8% |
(井上眼科病院 若倉雅登先生提供) |
原因不明なことが多く(内服の副作用やパーキンソン病などの病気が原因の場合もあります)、自然治癒は難しいとされている病気です。
40-50歳以上の人に多く、女性に多いのも特徴です。
治療法としてはボツリヌス注射や内服があります。
眼球使用困難症と呼ばれることもあります。
日本眼科学会~眼瞼けいれんと顔面けいれん~
ヨミドクター~目がいいのに使えない「眼球使用困難症」の方、患者友の会に集合を!~
親友の体験談/まばたきの違和感~初期症状~
「ある日、なんとなくまばたきに違和感を感じ、今まで意識したこともなかったのに異常にまばたきを意識してしまうようになりました。
この時は『目を使い過ぎて疲れてるのかな。明日になれば治るだろう』と思い、いつものように眠りました。
しかし、翌朝起きてもやっぱりまばたきの違和感は取れませんでした。
その後、違和感が続いたまま、仕事や家事、子育ての日常が15日ほど続いていきます。」

親友の体験談/突然の追加症状
「ある日突然、片目づつしか目が開けられなくなりました。
両目で見ようとすると薄目になってしまいます。
おでこに力が入って目を開けさせないような力が入ってしまう感じがしました。
まぶたを閉じる力が強く、その力に合わせて目を閉じていた方が楽でした。
これらの症状は両目で起こっており、左右差はなかったです。
眩しさを感じたり、目の痛みや他の身体の症状は何もなかったです。
まぶたを手で持ち上げればいつものように見えます。
ただただ自分の思うように目を開けられず、その日から接客業の仕事に出勤できなくなってしまいました。」
親友の体験談/内科受診
「自分では自律神経がおかしくなっているからかな、と思っていました。
ここ半年くらいの間にストレスがかかることが2つあったからですが、自分の中ではそれほどストレスを感じていると思っていなかったし、これまでに大きな病気をしたこともなかったので、症状が身体に出てしまったことがショックでした。
でもそれらストレスを感じたことよりも、目が開かないことの方がはるかにストレスに感じました。
仕事はもう行けないのか、幼い子供たちの世話や家事ができなくなるのではないか、それよりも自分の身の回りのこともできなくなってしまうではないか、とにかく不安で不安で押しつぶされそうでした。
とりあえず内科を受診して念のため採血をしてもらい、約1週間後の結果を待つことに。
それまでに良くなることを願い、開けにくい目で必死に同じような症状の人がいないかネット検索をしつつ、遠く離れた親友(筆者)に連絡をしました。」
次回
次回(https://namakefuji.com/?p=172)は連絡を受けた私が、どのように考えて病院を勧めたかを書いていこうと思います。
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